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「キッザニア」は小学生でも楽しめる?

我が家の一人息子は、遅ればせながら8歳(小3)でキッザニアデビューしました。

未就学児のうちにデビューする印象の強いキッザニアですが、結論からいうと小学生デビューでも十分楽しめます!

あまりにも楽しかったらしく、デビューした翌月も、さらにその数か月後にもキッザニア東京を訪れることに・・・
結局小3の1年間で4回訪問しました。

そして、楽しめただけではなく、得られたこともたくさんあったと感じました。

以下のような方に向けて、「キッザニア東京」についてレポートします。

こんな方におすすめ

  • 前からキッザニアに興味はあるけれど、何となく行きそびれている
  • キッザニアデビューしようと思っている間にコロナが流行り、子どもが小学生になった
  • キッザニアデビューが小学校中学年では遅い?と思っている
  • 小学生ならではのキッザニアの楽しみ方を知りたい

キッザニアとは

まずは基本情報から。

1999年にメキシコにてスタートしたキッザニア。

その後、世界各地で展開され、現在は23か国に26の施設があり、来場者数は年間 1,000 万人以上。

「こども達」と「楽しい」という意味合いが込められている「キッザニア」。

キッザニアは、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。

キッザニアで体験できる仕事やサービスは約100種類!

本格的な設備や道具を使って、こども達は様々な仕事やサービスを体験することができます

施設内は現実社会の約3分の2サイズの街並みが再現されていて、実在する企業がスポンサーになっている約60のパビリオンが立ち並んでいます。

こども達は仕事を体験するとキッザニアの専用通貨「キッゾ」を手に入れることができ、施設内での買い物や銀行への預金、ATMでの引き出しなどのリアルな経済活動を通して、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができます。

リアルな社会体験を通して、仕事や責任に関する理解を深め、コミュニケーションスキルを向上させることを目的としていますす。

 

キッザニアは日本に3つ

日本にはキッザニアが3つあります。

首都圏在住の筆者が訪れたのは、キッザニア東京です。

 

キッザニアでできること

お仕事体験(選べる仕事は100種類)

実際に子どもが体験したものを一部ご紹介します。

消防士

小さいお子様に大人気の”消防士"のお仕事。

初めて行った時に、入り口から近い消防士の仕事が空いていたので、流れに乗って体験。

我が子が体験した回に参加していた子ども達のほとんどが男の子でした。

ちっちゃくて可愛い未就学児の子ども達に交じって、小3の息子は少し恥ずかしそうにしていましたが、いざ火災の通報が入ると先頭に立ち、張り切って消防士の仕事をしていました。

 

地下鉄の運転士

地下鉄の運転士も男の子に大人気です。

子どもたちは制服を着用し、シュミレーターで地下鉄の運転を疑似体験することができます。

ゲーム感覚でできるからか、小学生中学年でもとっても楽しいそうです。

小学校中学年の息子がキッザニアを訪れるたびに必ずやるのがこのお仕事体験です。

 

パイロット

男女ともに人気のパイロット。

パイロットの制服を着て、フライトシミュレーターを使って飛行機の操縦を体験することができます。

パイロットのアクティビティでは、グローバルスタッフが挨拶や簡単な受け答えを英語で行っていました。

パイロットという英語が必要な職業の体験を通して、リアルな英語に触れられるのは素晴らしいですね。

 

メガネショップ

めがねショップZoffがスポンサーのパビリオン。

最初に目やめがねの役割について知り、自分でフレームやレンズ等を選んで組み立てる技術を体験できます。

カスタマイズした自分だけのオリジナルめがね(サングラス)を持って帰れるので、大人気のお仕事体験です。

初回のキッザニアで一番楽しかったのがこのパビリオンだったらしく、親としてはちょっと意外でした。

年少からめがねをかけている息子にとって、毎日の生活に欠かせない眼鏡の役割を知ることができ、とても良い経験になったようです。

 

外科手術室

こちらも人気のお仕事体験。

肺がんの治療をするための手術を行う外科手術と、白内障の治療をするための手術を行う眼科手術の2つの仕事があります。

息子が体験したのは肺がんの治療をするための手術。真剣な眼差しで患者さんの体をのぞき込み、本格的な機器を使って手術の体験をしていました。

 

総合商社

待ち時間と次の予約の関係でちょうど見つけた総合商社へ。

MADE IN JAPANの商品を売り、海外のお客さまとやりとりする仕事を体験できます。

グローバルな視点で世界とつながる面白さを体験できるパビリオンです。

すぐ外にあるモスバーガーで喉を潤しながら子どもが働く姿を見守れるのは、親にとってありがたかったです。

 

石鹸工場

石けん工場のスタッフになり、石けんが形になるまでの製造工程を体験します。

普段何気なく使っている石けんがどのようにしてできるのかを知ることができます。

最後にオリジナルパッケージの石けんがもらえるのですが、とても嬉しかったようです。

 

救急救命士

出動の連絡が入ると救急車に乗り込み、サイレンを鳴らしてけがをした患者さんがいる場所に向かいます。

AEDを使った救護活動をするのですが、与えらえた役割をそれぞれが使命感を持ってこなしていました。

チームワークが素晴らしく、見ていてとてもかっこよかったです。

小3(当時)で参加した息子は心臓マッサージをする係だったので、必死になってやっていました。

 

キャビンアテンダント

圧倒的に女の子の参加が多いキャビンアテンダントのアクティビティですが、小3男児(当時)でも楽しく体験していました。

マイクを使って機内アナウンスをする係と機内食を提供する係があり、アナウンス係はジャケットを着用、機内食係はエプロンを着用します。

何も知らない息子は機内食係を選び、エプロンとリボンを着用してお仕事をしていました。

 

キッゾを払うアクティビティ

実際に子どもが体験したものを紹介します。

サッカースタジアム

サッカースタジアムでは、シュートフォームと速度を測定して、シュート力をチェックすることができます。

準備運動とウォームアップをし、シュートの練習を行った後、一人ずつシュートを打ちます。

シュートフォームと速度の測定結果は、渡された診断シートでチェック。

パビリオンの前に「今日の最高速度〇キロ」と掲示されているので、それと比べて自分のシュートがどうだったのかが気になるようでした。

 

レンタカー(お客さん)

レンタカーを借りて、専用コースをレンタカーで走ることができます。

走ると言ってもかなり低速ですが、自分自身で車を動かす感覚がとても楽しかったようです。

コースの中には横断歩道や信号があるので、交通ルールを守って走る必要があります。

途中でガソリンスタンドに立ち寄って、給油をしてもらいました。

レンタカーを借りるのには「運転免許証」が必要なので、先に運転免許試験場に行って運転免許をとる必要があります。

 

運転免許試験場

キッザニアでレンタカーの運転をするために必要になのが運転免許証です。

運転免許試験場に行き、キッゾを払って教習生になってきました。

ドライビングシミュレーターを使って、安全な運転方法や交通ルールなどの教習を受けた後、シミュレーター上の路上教習を受けます。

めちゃくちゃ真剣な眼差しでシミュレーターにくいついていました。

無事に教習を修了できたら運転免許証が発行されるのですが、なんと!世界中のキッザニアで使えるそうです。

無事に運転免許証を取得した後も、難易度の違うコースに挑戦することができるから、ステップアップすることもできる。

息子はキッザニアデビューした日に運転免許証を取り、再訪した際にレンタカーに乗ったのですが、タイミングが良ければ、免許を取って直ぐにレンタカーに乗ることもできます。

 

小学生がキッザニアで得られること

社会性

小学生になると、世の中に存在するルールやマナーについて理解しています。

学校の道徳などで得た知識や普段の生活で身についたモラルもあります。

その感覚を得てから実社会に近いで生かせる場所があるのは、すごく有意義だと感じました。

パビリオンの受付

JOBスケジュールカードを使って、アクティビティ(仕事)の受付をするのは、子ども自身。

受付済みのお仕事の集合時刻までに終わるアクティビティであれば、1つ受付することができるのですが、

時計が読めて時間が分かる小学生は、そのあたりも自主的に確認していました。

 

銀行

いくつかのお仕事をして、キッザ(キッザニア内でのお金)が増えてきたので、お金を預けるために銀行へ行きました。

窓口で係の人と話す後ろ姿はが10年後のそれと同じように見えて、何だか頼もしかったです。

窓口で通帳とキャッシュカードを作ってもらい、銀行から出てきました。

預けたお金には利息もつくし、キャッシュカードがあれば館内にあるATMでお金を引き出すこともできます。

 

待ち時間

各パビリオンでの待機は子どもだけ。これも小学生だと余裕でした。

実社会においても、列に並んだり、何かを待ったりすることは多々ありますよね。

リアルな社会体験ができて、楽しみながら社会のしくみやマナーが学べるのがキッザニアの良いところだと思いました。

 

自立性

キッザニアでは、入場する際に配布される「JOBスケジュールカード」を使ってお仕事の受付をします。

各パビリオンで受付けをする際は、子どもがこのカードを持っている必要があるのですが、購入したストラップに挟んで首から下げてずっと自分で管理していました。

キッザニアには、予約しているアクティビティの集合時刻までに終わるアクティビティであれば体験することができるというルールがあります。

子ども自らルールを理解し、「〇〇は空いてるかな?」「〇〇だったら間に合うかな」等と、自分で考えて行動していました。

子どもが主役の町”キッザニア”では自分のことは自分でやる自分自身で考えて行動するそんな自立心が育まれると感じました。

 

挑戦する気持ち

キッザニアを訪れたのは、いずれも土日。それなりに混雑していました。

効率よく仕事体験やアクティビティをするとなると、どうしてもやりたいものばかりとはいきません。

2回目に訪れた際、タイミングが良かった「総合商社」のお仕事を体験をすることに・・・

必ずしもやりたい仕事というわけではなく、そもそも総合商社って何?というレベルでしか理解していなかったようですが、戻ってきた時には「面白かった!」という感想。

なんでも”世界中つながっている感じがして楽しかった”とのこと。

 

やってみて初めて知ること、気づくことって、大人でもありますよね?

やってみようという気持ちになったり実際に挑戦したり、チャレンジする気持ちが育まれるのも、キッザニアの良いところだと感じました。

チャレンジした結果、今まで知らなかった仕事の役割や、面白さに触れることができました。

 

国際的な感覚

訪れたのは日曜日でしたが、パイロットのパビリオンでは飛行機の操縦の訓練中もスタッフの案内は全て英語だったようです。

ボディランゲージやジェスチャーなどを使ってくれるみたいで、けっこう分かりやすい英語だそう。

年中から英会話を習っている息子は、実社会に近い形で習ってきたことを生かせたようで嬉しかったみたいです。

勉強の一貫として英語を学ぶのではなくて、職業体験を通して英語に触れられるのは、とってもリアルだし、実用的だと思いました。

パイロットになるのには、英語は必須ですもんね。

キッザニア東京では、毎週水曜日に、約半数のアクティビティが英語で行われるEnglish Wednesday!が開催されているそうです。

機会があれば参加させてみたいと思いました。

 

小学生ならではの体験

難しめのパビリオン

裁判所

裁判所では、キッザニアで起こった事件や事故の解決を目指して、裁判長、裁判官、検察官、弁護士、被告、証人の役割に分かれて、模擬裁判を行っていました。

キッザニア2回目は小学校の友だちと一緒だったのですが、友だちが裁判長をやっていたので傍聴しに行ってきました。

自分の意見を発表して、みんなで話し合って判決を出すという、なかなか難しいお仕事。

おすすめ年齢が6-15歳というだけあって、小さいお子さんにはちょっと難しいかもしれません。

学校で道徳を学び、「正義を守る」仕事への興味も沸いてきた小学生ならではのお仕事だと感じました。

 

身長制限のあるパビリオン(キッザニア東京)

運転免許試験場

身長110cm以上という制限がある運転免許試験場に行きました。

5-15歳が対象年齢です。

5歳児の平均身長は107-110㎝とのことですが、個人差があると思います。

110cmを超えた5歳~のお子さんであれば挑戦できますね。

 

レンタカーのお客さん

レンタカーのお客さんとして車を運転する際は、運転免許証が必要です。

運転免許試験場のアクティビティと同じで、身長制限は110cm以上、年齢は5-15歳です。

一人で車を動かすことができて、とても楽しかったようです。

 

クライミングビルディング(クライミング)(メンテナンススタッフ)

こちらのアクティビティのおすすめ年齢は6-15歳。

120cm以上の身長制限があります。

ほとんど小学生のためのアクティビティといえるでしょう。

時間とタイミングの関係で体験できませんでしたが、高い壁を登っていく姿を見て、「次はやりたい!」と意気込んでいました。

 

キャリア教育の一環として

キッザニアは学校団体向けに「キャリア教育実践プログラム」を提供しています。

”キッザニアでの体験を通じて期待できる効果”として、以下のようなことを挙げています。

小学校
(低学年~中学年)
  • より良くするための工夫をする
  • 仲間と協力しながら行動し、時間の管理を行う
  • 仕事について深く知る
小学校
(高学年)
  • 仕事に対して責任感をもつ
  • 自分が知らないものを積極的に選択し、視野を広げる
  • 体験したことと、生活や地域社会との関連を考える

キッザニア公式HPより

こんなプログラムがあることはあとから知ったのですが、

体験してみた子どもの様子を見て、しっかりと当てはまってるな・・・と思ったわけです。

 

まとめ

いかがでしたか?

キッザニアは小学生でも楽しめます!

小学生が一番楽しめるテーマパークだと思っています。

個人的にキッザニアの世界観がとても好きで、東京〇〇〇〇ランドと同じくらい好きなテーマパークだったりします。

様々な仕事を知るきっかけになったり、視野を広げることにつながったり、楽しいだけじゃなくて学ぶ機会にもなります。

お近くの方はもちろん、遠方からでも行ってみる価値があると思います。

子供が小学生でも全然遅くないので、是非一度足を運んでみてはいかがですか!?

  • この記事を書いた人

AYA.S

40代共働き主婦。国立小学校に通う9歳男児の母。 大手保険会社のコールセンターで電話応対インストラクターをしながら、様々な副業にチャレンジ中。 主な保有資格:国家資格キャリアコンサルタント、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、日本語教師養成講座420時間修了、自動車整備士2級。 キャリア、資格、教育を中心とした、雑記ブログを書いています。

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